【問5】Aは、隣人Bの留守中に台風が接近して、屋根の一部が壊れていたB宅に甚大な被害が生じる差し迫ったおそれがあったため、Bからの依頼なくB宅の屋根を修理した。この場合における次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはどれか。

  1.  Aは、Bに対して、特段の事情がない限り、B宅の屋根を修理したことについて報酬を請求することができない。
  2.  Aは、Bからの請求があったときには、いつでも、本件事務処理の状況をBに報告しなければならない。
  3.  Aは、B宅の屋根を善良な管理者の注意をもって修理しなければならない。
  4.  AによるB宅の屋根の修理が、Bの意思に反することなく行われた場合、AはBに対し、Aが支出した有益な費用全額の償還を請求することができる。
答え

 3

 

目次